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高齢犬 ミニチュアダックス 17歳が亡くなる前にみせた行動

2017/12/16

2016年12月 我が家のミニチュアダックスが17歳と1ヶ月という生涯を終えました。我が家の娘たちとともに過ごした17年は何ものにも代えがたい大切な思い出になりました。

17歳の高齢犬が旅立つ前に見せた様子をここに記録します。

この記事の内容は、多くの犬に共通する行動もあれば、うちの犬だけのこともあるかと思います。ご参考にしていただければと思い書きました。

子犬の頃から毎年の健康診断は欠かしませんでしたが、加齢とともにそれなりに臓器の衰えはありました。

延命治療の説明もじっくりと時間をかけ先生はしてくださいました。どちらを選んでもメリットとデメリットがあることも。どんな選択でも家族で選んだことがベストであると、先生は仰いました。

家族で何度も話したことは、愛犬にとってどうしてやったらいいかということでした。もちろん1日でも長く生きてほしいと誰でも思っていましたが、私たちは高齢である愛犬に延命治療は行わないと決め、痛みがあるなら痛みだけはとりのぞいてあげようという意見でまとまりました。

命あるもの、別れはとても辛く悲しいことですが、自分たちのために無理な延命はしたくないと考え、静かにそのときが来るのを待ち、家族である愛犬を看取ってあげる決意をいたしました。

16歳を過ぎて

白内障と聴力の衰え

みんながそうではないと思いますが、うちの子に関してですが、耳が遠くなり、目も白内障になってきました。

「耳が聞こえなくなってきた」と感じたきっかけは、フードの準備をしていると、どんなにかすかな音でも聞きつけ私の足元に飛んできたのに、自分からは来なくなりました。

「ごはんだよ~」と呼んでも来ない。

犬の傍まで行って、フードを見せて初めて気づく。

眠っていて聞こえないときも増えました。

耳が聞こえなくなると、私が帰宅してもなかなか気づかなくて、仕方ないとはいえけっこう寂しかったです。

認知症のような症状

うちの子の場合、そこにだんだん認知症の症状も出ていたかもしれません。

家族とのコミュニケーションの中でシッポを振るという行為が薄らぎ、家族のことがわかるのかわからないのか、よくわかりませんでした。

でも抱き上げても緊張した風ではなかったので、家族のことは最後までわかっていたと思いますが。。

昼夜逆転生活

ごはんの時間は昔から変えてませんでしたが、フードを食べひとしきりすると、自分のベッドでよく寝ていました。

昼間よく寝るからとかまわずにいたのがいけないのかよくわかりませんが、昼夜逆転生活になりました。

誰かがいつも在宅している我が家なので、いつもお世話ができるからいいのですが、うちの子は夜中の3時前後に目を覚ますことが多くなりました。

目を覚ましてもいい子にしていてくれるなら問題ないのですが、うちの子は粗相して、それを踏んでしまうという困った行動があったため、3時まで私が起きていて、3時に夫が起きてくる・・・というような生活になっていました。

もともと夜型で2時頃まで起きている私だったので苦ではありませんでした。夫婦でどちらかが起きているという生活は最後まで続きました。

亡くなる1カ月前からみられた行動

散歩を嫌がる

散歩が大好きで、外に出るとグイグイ引っ張って歩く子でしたが、外に出て地面に降ろすと拒否というか、ブルブル震えていました。

なので抱っこして外気に触れるという散歩スタイルになりましたが、それも震えていることが増えたので、家に居ることが多くなりました。

徘徊

夜中2時頃目を覚ましたかと思うと、同じエリアをグルグルとずっと歩いていました。抱っこしてやめさせても、床に降ろすとまたグルグルと歩き続けていました。

動物病院の先生に聞いたらそれは「徘徊」だといわれました。愛犬が歩くエリアを安全地帯にして、怪我をしないようにしてあげました。

亡くなる10日前からみられた行動

前足の捻挫

前足を触るとひどくいたがるので動物病院へ。骨折ではなく捻挫しているとの診断。

犬の行動範囲には何も置いていないと先生にいうと、年をとっているので、普通の歩行でも前足の着地のときに足の返しが間に合わなくて、人間でいうところの手の甲で着地して体重がかかったことで捻挫することがあるといってました。

これは死期を迎えたこととは関係ありませんが、年をとることでこういう怪我もあるんだと知りました。平らなところでつまづきやすくなるのはヒトも同じですね。

フード(ごはん)を受けつけなくなる

亡くなるちょうど10日前から、フードを拒否するようになりました。

すごい食いしん坊で、どんなフードでもガツガツ食べる子でしたが、鼻先につけても口を開けようともしなくなりました。病院でもらった栄養剤をときどき口に入れてあげると、ペロペロ舐めてくれました。

水を自力で飲まなくなる

自発的に飲めていた水を拒否するようになる。

水だけでも飲んでほしくて、スポイトで少し垂らしてあげると飲んでくれた。

狭いところにはまり後ろに下がれない

これは認知症の症状かもしれませんが、狭いところに入り込むと、以前ならバックしてお尻から出てきたのに出てこれなくなってキュンキュン鳴いていることが多くなりました。

対策として、ダンボール箱を崩して犬の胸の高さまでの低いサークルを作りました。大きな瞳を怪我しないよう気をつけて作りました。

サークルの中なら安心して「徘徊」できました。でもあんまり歩き続けて疲れていそうなときは、抱っこして体を撫でてあげました。

下痢が続く

ごはんを食べなくなってから、下痢の症状が続いていました。水は定期的に与えていました。

目に力がなく横になっていることが多い

亡くなる数日前から、目に力がなくなってきました。歩き回ることもなくなり、ほとんど寝てばかりいるようになったので、低反発の平な枕をベッドにしてあげました。

ミニチュアダックスでも小柄な愛犬は、人間の枕がちょうどいいベッドになりました。

少しは体が楽だったかなと思います。

体温が低く感じる

体にいつものように触るのですが、全体的に体温が下がってきたのか、温かくありませんでした。

もうすぐなのかと覚悟しました。

できるだけ保温につとめてあげました。赤ちゃん用湯たんぽを火傷しないように、タオルでグルグル巻きにしてそばに置いてあげました。

肛門がきゅっと閉じていない

愛犬の最期を看取ると決めた私は、死の直前に現れるいろいろな症状に驚きもあり、他にもないかとネット検索しました。

そしたら「肛門が閉じなくなる」という情報をみて、うちの子の肛門も見たらまさにその通りで、元気な頃には見られない肛門で、穴がみえる様子でした。いよいよだなと本当に覚悟でした。

痙攣

寝返りもうてなくなり、家族が寝返りを打たせるのですが、ぼんやりしていたり、うつらうつらとしていることが多くなってきました。

そしてときどきけいれんも起こします。けいれんの後、体中を優しくさすってあげることだけしかできませんでした。

嘔吐

なにも食べていない状態ですが、日に1~2回ほど吐くようになりました。小さい体で辛そうでした。

とうとう・・・最期のとき

最期の日、私はどうしても外せない用事があり、覚悟して出かけることにしました。

そのときベッドで横たわる愛犬に
「ちょっと出かけてくるね。待っててね」と告げて家を出ました。

出先でずっと心配でしたが、帰宅して「ただいま」といいましたが、愛犬は私が出かけるときと変わった様子はありませんでした。

そう安堵した夜中、またあの痙攣がはじまりました。このときのケイレンは長く90分も続き、家族とかわるがわる愛犬の体を撫で声をかけてあげるしかありませんでした。

そして痙攣のとき、見たこともないタールのようなねっとりした便をしました。

痙攣が長かったため意識を失っていましたが、しばらくして意識が戻ったのでベッドに寝かせてあげました。

時計を見たら夜中の3時、愛犬も落ち着いた様子だったので、私を残し家族はそれぞれのベッドで休むことにしました。

私がひとりになりしばらくすると、かすれた声でワンワンと鳴くのです。私を呼んでいるのか「ここにいるよ」と撫でてあげます。

何度か鳴くうち、息が荒くなりました。

愛犬に声をかけ体を撫でてあげながら、夫の携帯に電話しました。

その後、大きく息を吐いたあと、舌がだらんと横に垂れ息が止まりました。4時17分でした。

急いで起きてきたのに間に合わなかった夫は、愛犬の亡骸を抱きしめながら泣きました。

その後、愛犬と愛犬を撫でる夫の手を撮ったのですが、天使のような顔をした愛犬の姿に撮れていてまた泣きました。愛犬もきっと「ありがとう」いってくれてるよね。

愛犬の最期の日となった日の昼間、どうしても出かけなくてはいけない私を、愛犬は待っていてくれたのかなと考えました。

意識がないようでもちゃんと聞こえてて、私のいってることがわかってたのでしょうか。

「待っててね」って言ってしまったことが、愛犬にかえって苦しい思いをさせちゃったかな・・・。

でもきっと私に会いたくて待っていてくれたんだよね。。

17年も一緒にいてくれたことに感謝です。

愛犬チェリーに「ありがとう」をいっぱいいっぱい伝えました。

そして家族全員立会いのもと、荼毘に付しました。



犬の寿命と人間の寿命

犬の寿命と人間の寿命の長さ、どうしてこんなに違うのかと思いますが、やはり飼い主がちゃんと看取ってあげるには、この原理があっているのかもしれません。

不幸にして飼い主さんが先に亡くなることもあります。

そういうとき、犬のその後の生活が哀しいことになることも実際問題としてあります。

愛犬が一生を幸せに暮らすためには、飼い主が健康であり、きちんと面倒をみてあげられるようでないといけないのです。

亡くなる前の行動は、元気だった愛犬は普段見せない行動が多かったです。

その変化は私にとってショックではありましたが、少しずつ受け入れながら覚悟しながら毎日を大切にできたと思います。

飼い主が悲しい顔をしていると愛犬は察してしまうというので、愛犬には笑顔で接してあげました。

もう会えないけど、家族の心の中にはいつも一緒にいます。



いま命あるワンちゃんと飼い主さんの毎日が幸せでありますように。。。






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