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高齢で車椅子がないと生活に支障をきたすようになった母を温泉に連れて行きたくて、あちこち温泉宿を検索してみたけれど、意外と少ない。
「バリアフリー」とか「車椅子」ってキーワードで検索して出てきた温泉ホテル。
お部屋とかお風呂の写真をよーく見ると、「バリアフリーと違うじゃん!!」ってなるのです!
なにが違うか。。。
バリアフリーの宿っていいながら実はバリアフリーでない宿?
「バリアフリーといいながら、どこがバリアフリーでないの?」
その理由は、先ず、バリアフリーであるといいながら「当館は全室和室です」という。
「え?うそ~それじゃダメでしょう!」
車椅子利用の人は、そのほとんどが椅子の生活をしているはずです。
だから家の寝具もベッドを利用しているはず。
なのにまったくの和室で布団を敷いた写真のみ。車椅子の人は純和室は無理です。
うちの母の場合、高齢で筋力も落ちてるし、一度床に座ったらもう自力では立ち上がれません。
椅子ならテーブルや手摺など、なにかにつかまって立ち上がれますけどね。
夜中にトイレに起きることもあるし、ベッドでないと立ち上がれません。
高齢者で車椅子の人が泊まりやすい温泉ホテルの条件とは?
高齢者で車椅子生活の人が宿泊しやすい温泉ホテルの条件とは、
・玄関から館内に段差ができるだけないこと
・段差がある場合はスロープがあること
・洋室でベッドであること
・車椅子で移動しやすい室内空間であること
・トイレと部屋に段差がないこと
・ベッドからトイレまでの距離が遠すぎない
・大浴場まで車椅子でいきやすいこと
・浴場に介護用のお風呂椅子があること
・浴場の床が滑りにくいこと
・浴場に手すりがあること
車椅子利用の人といっても人それぞれだと思いますが、ここでいっているのは、高齢で足が不自由になり車椅子を利用している母のことを基準にしています。
介助はもちろん家族がするのですが、夜中のトイレはやはり家族にさえも遠慮しがちで、そのために家族で温泉に行くことさえ遠慮してしまうのです。
高齢になると足腰も弱り車椅子を必要としている人も増えますよね。
そんな人も泊まりやすい温泉ホテルがたくさんあったら、家族も家から外の連れ出しやすいし、何よりも本人が気持ちよく過ごせて『温泉に連れてきてもらって嬉しいな!』と思えるのではないでしょうか。
日本の温泉ホテル、場所によっては客足が遠のき廃墟になっている温泉地区もあるそうですね。
介護する側も介護される側も気持ちよく過ごせる宿泊施設があったら、繁盛するんではないかな?と本気で思ってしまいました。
もっと高齢者や車椅子を必要としている人が、家族と一緒に温泉に入り、おいしいお料理を食べる。
これが日々の生きる力になるんじゃないかな。
車椅子生活になっても出かけやすい温泉旅館や温泉ホテルがもっと増えてほしいですね。
日本のバリアフリーの規定はあまいらしい!
いろいろ調べたら、日本のバリアフリ―規定はほとんどないに等しいというか、例えば、身障者用のおトイレが1個あるだけでバリアフリーといえるんだって!
ビックリしました。
なので、車椅子利用であるとか、段差にはスロープがあるのかとか、大浴場の中に介護用の風呂椅子があるのかとか、客室のトイレは段差があるのかとか、
自分の方から明確に聞いた方がいいそうです。
私も、母ができないこと、困ることなどリストして、直接温泉宿やホテルに質問してから予約しようと思いました。