チムー王国時代の首都の跡 チャンチャン遺跡
ペルーへ旅行する日本人の中で、このチャンチャン遺跡まで来る人は、どのくらいいるのだろう。
旅行会社のツアーの旅程には入らないので、バックパッカーの人以外は、観光する人はあまりいないかもしれませんね。
チャンチャン遺跡は、私も連れられてきたくちなので、ここに来るまでは知りませんでした。
というか、ペルーといったら、どうしてもマチュピチュややクスコ、ナスカの地上絵やチチカカ湖というイメージが大きいですものね。
よほどのペルー通でない限り、名前すら知らないことの方が多いかもしれません。
奥の方で、発掘作業をしている人がいました。
チャンチャン遺跡は、このような日干し煉瓦で造られていて、魚や鳥や波などをチーフにした浮彫が特徴です。
けっこう精巧に掘られています。
チムー王国は1100年頃からインカに征服されるまで栄えた王国です。
日本は、平安時代の頃ですね。
これは、ペリカンと教えてもらいました。
そうそう、入り口でガイドのおばあさんに声を掛けられたのでガイドを頼みましたが、スペイン語ガイドなので、私にはさっぱりわからなかったです(^_^;)
チャンチャン遺跡は、未だ発掘中で、見学できるのはほんの一部なんだそうです。
1986年にユネスコの世界文化遺産に登録されたのですが、雨による崩壊が進んでいて、危機遺産なのだそうです!
そう聞くと、見ることができて本当によかった~と、遺跡好きの私は灌漑深かったです。(^_^)
空高くつまれた煉瓦の壁!
それにしても、空がきれい。
そしてここは、風の音と私たちの足音だけの空間でした。
チャンチャン遺跡内は、大きな広場や小さな広場と、煉瓦の壁に仕切られていました。
集会場だったり、儀式の広間だったりしたのでしょうか。
左右に一体ずつ並んでいます。
これは門番なのでしょうね。
この澄み渡った青空と果てしなく続くチャンチャン遺跡。
ペルーに行かれる方で、トルヒーヨに行かれる方は、是非とも見てきていただきたい世界文化遺産です。
ただし、首絞め強盗多発地帯なので、ひとり旅の方は十分にご注意くださいね。
実際に襲われた方の話を直接聞いてますので、本当に怖いです。
自分は大丈夫…などという根拠はどこにもないので、軽く考えない方が身のためです。
スペイン語がわからなくても、ガイドのおばさんに同行してもらうのもいいかもしれません。